倉敷美観地区、倉敷川畔に白壁の街並みが美しい場所から一本入った本町通りで、「町家喫茶 三宅商店」を始めて20年(5歳)。
2004年、閏年に誕生した三宅商店は、4年に一度誕生日を迎えます。季節や地域に寄り添い、試行錯誤ゆっくりじっくり歩みたいと2月29日に開業。当時36歳の店主も56歳に。今まで文章にはしてなかったのですが、改めて三宅商店を始めるきっかけを20年の節目に少し。
大学進学から地元を離れ県外生活をしていると、「倉敷いいとこですよね、昔、一回行ったことあります」「広島へ行く途中に半日寄りました」等の会話をよく交わしました。大原美術館やアイビースクエアの話くらいまで行くと、その後の会話が続かない。倉敷を知ってくれてるのは、嬉しいけれどいつもモヤモヤがありました。
私が高校時代、寄り道をして見つけた本町通りや路地、暮らしや仕事の音やにおい、自転車屋のおっちゃんや祝儀店のおばちゃんのことは残念ながら知らていない。
私は身長181センチで、小さい頃から背が高いねと言われてきました。見た目はそうだが、こんな性格であんなことが好きで、などいろいろあるのだけれど、背が高いだけと言われているようで、倉敷の話となんだか似ている。